島田幾子のI’sBLOG Iリビングルームは余白の空間

今回はリビングルームにまつわるお話です、島田幾子です。
さっそくですが、我が家のリビングルームがどんなふうに使われているかといいますと
かなりプライベートな空間となっております。

プライベートといっても、誰かの個人的な空間ではないのですね。
それぞれが、携帯片手にソファにゴロンとなって「内にこもる」みたいな、、、
ちょっと話しかけにくい感じですね笑

みんなそれぞれ内にこもって何をしているのかというと、
ネットでお買い物してたり、動画を観てたり
わりと多いのが、仕事してたりもするのです。

実は、私も企画をまとめたり、ブログを構成したりは
リビングのソファでの時が多いです。

アイデアや考えを練るのは
なぜか仕事モードになっていない時の方が調子がいいのです。

気持ちに余裕がある。

リラックスしている。

そんな時に脳内に余白ができて

おっ!というアイデアや気付きが生まれる。

リラックスすると
本音や素直な心持ちに視点を持っていくことができるからでしょうか。
自分の気持ちをぼーっと無意識へ解放してあげる
自由に遊ばせてあげられる場。

リビングルームでその役割を担っているのが

お気に入りの家具であったり
趣味のコレクションであったり
好きなアートであったり。

そんなものに囲まれて余白が生まれる場所。
それが我が家のリビングルームのようです。
最近、リビングにまつわるおもしろい出来事がありました。

長男がスペインからこんな写真を送ってきたのです。

あれ?

これはもしや?

あら、これうちのリビングにあるポスターと同じだわ!

長男がバレンシアのカフェにはいったら、このポスターが飾ってあったと。

そして一言。
「なんか家にいるみたいだったー」

スペインにいならがら、心持ちだけ急に日本の実家にワープしたみたいな

不思議な気分になったようです。

このポスターについて長男と話をしたことなど、ほぼ記憶にないのですが

何気に視界に入っていて常に生活の中にある風景として、記憶されていたとは。

意外でした。
無意識の意識ってすごいですね。

そして、なんだか嬉しい気持ちにもなりました。

これも余白から生まれた効果が作用しているのでしょうか。
が、難しいことはどうであれ
母はただただ気分がすこぶる良くなって
そんなリビングルームに深く感謝の意を表するのでありました!


karf ディレクター

島田幾子 Ikuko Shimada
東京・目黒から代官山に移転したばかりのインテリアショップ「karf」で店舗全体の企画を担当。
長年インテリアに携わってきた立場に加え、生活者目線の住まいと暮らし、親として学んできたことや
子育ての環境への考えを、パーソナルサイト「Good Life Tips」で発信。
その人気記事から2023年、絵本『家具ものがたり』を絵本作家の松田奈那子さんとの共著で出版。